お客様には、今年は10月からアンケートにご協力頂いており、多くのご回答を頂いております。
12月27日までの回答期限となっておりますが、その中間報告です。
アンケートの結果、お困りの上位3位までは以下の通りとなっております。
第1位 就業規則、各種規定等について
第2位 従業員の雇用・解雇について
第3位 労働条件について
【第1位 就業規則、各種規定等について】
見事1位に輝いた(?)「就業規則、各種規定等」に関するお困りの点は主に、
☑就業規則はあるけれど、まったく改定していないため現在の法令にあっているかわからない
☑就業規則を整備しないといけないけど、どこから手をつけていいかわからない
などのことであるようです。
就業規則の整備は、労働者が安心して働き、最高のパフォーマンスを発揮することにつながると思いますし、会社にとっては組織を守ることにもつながるものです。
就業規則の整備は会社組織にとっては欠かせないものだと思います。
当事務所でも、「就業規則」の重要性に着目し、会員様向けのセミナーを開催しております。
今後も「就業規則」については、情報提供の強化をしていきたいと思いますし、私たち専門家である社会保険労務士の事務所がそのノウハウを提供できる分野だと思っております。
【第2位 従業員の雇用・解雇について】
「従業員の雇用・解雇について」に関するお困りの点は主に、
☑会社が求める人材がなかなか確保できない
☑雇用に関するルールがしっかり整理されていない
などのことがあるようです。
会社にとって、人材とはやはり一番大事なものではないかと思います。
そのリクルートや雇用条件などの整備は良い人材を確保し、長く働いてもらうためにも大変重要だと思います。
従業員のリクルートには、求人誌での募集やハローワークを通じての募集があると思いますが、派遣労働者の活用やその他に派遣会社などが行っている有料職業紹介や紹介予定派遣などを利用する手もあると思います。
ハローワークを通じて採用すると、採用した方が一定の就職困難な方であったのであれば、特定求職者雇用開発助成金を受給できる可能性もあります。
また、人材派遣会社を通じて採用すると、会社のリクルートに係る労力軽減と即戦力の採用が期待できるのではないでしょうか。
ちなみに、当事務所のグループ会社にも人材派遣会社「
人財パワー株式会社」がありますので、
労働者派遣や紹介予定派遣などをご検討の企業の皆様は是非ご相談ください。
【第3位 労働条件について】
「労働条件について」に関するお困りの点は主に、
☑沖縄の給与の平均的な目安についてしりたい
☑時間外勤務について
などのことがあるようです。
従業員の関心ごとはやはり待遇の良さや残業代がちゃんと払われるのかなどの事があるようで、おのずと会社側への要求も厳しくなるかもしれません。
労働組合のある会社では、春闘などで激しい交渉があるとおもいますが、中小零細企業では従業員と会社が対等の立場で交渉することはなかなか難しいことかもしれません。
とくに労働条件の面では、会社側の要求がとおることが多いかもしれませんね。
しかし、先にも申し上げた通り、会社は人材が第一だと思いますので、従業員のやる気を導き出す労働条件の設定が重要になってきます。
ただし、労働条件面については、会社側としては安易に妥協してはいけないことは当然ではありますが、決めたことは丁寧に従業員に伝えていくことが大事だと思います。
それが従業員と会社の信頼関係の構築につながるものと思います。
【その他】
アンケートではその他に、「社会保険・雇用保険の加入基準」、「メンタルヘルス対策」や「給与計算」などについてのご回答がありました。